セクシー田中さん問題
芦原妃名子の原作と日本テレビが作ったドラマの内容が違い、キャラを崩壊させている。
作者は「漫画に忠実にドラマを再現してほしかった」と自身のブログで話しているが、日本テレビ側のドラマ制作側は「認識の齟齬があった」とコメントしている。
他局のドラマプロデューサーによると連載途中の漫画をドラマにするのはまともじゃない。
面白そうというだけで飛びついてドラマにすれば最終話にもっていく形を原作と変える必要があるため、どういう終わり方にするのかを作者と話し合わなければならない。
漫画とドラマどこが違ったのか?
セクシー田中さん何が違う?
ドラマ版のセクシー田中さんでは原作に登場しない人物やメインキャラのイメージが変更されている。
原作の意図をくみ取っていないのが一番原因となっている。
原作は趣味のベリーダンスを通して自分の生き方を見つけていくのがテーマとなっているが、ドラマでは恋愛に主軸をおいている。
ここが作者とドラマ制作側との齟齬に当たる。
原作ではクリスマス会前に三好からキスを迫られて田中がそれにおうじている。
キス以上の行為に進もうとすると三好が既婚者であることを思い出してパニックに陥っています。
逃げ帰った田中は朱里にSOSという流れ。
他にも
笙野はお見合い相手と婚約中で別れるという選択肢は原作中ではありませんでした。
小西も朱里と結婚を意識しだしたところまででしたが、ドラマではプロポーズまでいっている。
原作とドラマが違う内容になったのはなぜ?
セクシー田中さん問題で部署を離れることとなった女性プロデューサーは他の作品もズタズタにしている。
原作クラッシャーとして業界では有名な人物だ。
漫画「おせん」もドラマ化した際に原作とは違う内容になっている。
女性プロデューサーだけが問題なのではない、ドラマの出演者の事務所側の介入があった可能性もある。
芸能事務所が脚本や主題歌に口を出してくるのだ。
他の作品ですが作者とドラマ制作側の意見が食い違い、ドラマ化を見送ったというケースもある。
のだめカンタービレなど。
セクシー田中さんの作者・芦原が出した条件はかなり厳しいもので、漫画に忠実に再現すること、脚本に介入することもあること。
ドラマを作る上でかなり厳しいものだった。
しかし、日本テレビのドラマ制作側はこれをほとんど聞き入れずドラマを作成した。
普通に信用なくすよね。
条件が厳しすぎるのなら漫画が完結するまで待つか、延期すればいいのにと思うのだが…